江戸城の鎮守・日枝神社で6月15日に行われる大祭の山王祭は、京都の祇園祭、大阪の天神祭と共に日本三大祭の1つと言われています。
今年も残念ながら新型コロナウイルス感染症拡大防止の為、神幸祭、稚児行列は中止となってしまいました。
しかし!日本橋日枝神社例大祭は4年振りに行われました!
・6月10日 日本橋日枝神社例大祭
・6月12日 日枝山王祭下町連合主催 下町連合渡御
にお邪魔させてもらいました。
◆金融街に祭囃子が鳴り響く!『日本橋日枝神社例大祭』
6月10日
取材に現地に訪れて最初に耳に飛び込んでくるのは、祭囃子と威勢の良いかけ声!
当たり前と思っていた景色が4年振りに帰ってきただけで目頭が熱くなるものがありました。
オフィス街にこだまする「声・声・声!」
街の景色は変っても、江戸っ子達の思いは今も全く影を潜めていません。
御神輿を担がれているのは地元の方達だけかと思っていたら、交代で地域の企業の社員さん達も担がれていました。
お揃いの企業ロゴの入った半被で一致団結して担ぐ様子もまた日本橋っぽくて素敵でした。
江戸の文化を地域の企業が支えて繋げていく…!
神輿はとても重いのですが、皆さん団結してコースを巡行していきます。
日枝神社に神輿が入ってくる様は迫力もさることながら、とてもありがたい気分になります。
神輿の指揮を執られるのは「日本橋チャンネル」でもお馴染み神谷さん!
まだ完全なお祭りが帰ってきたわけではないですが、少しずつ江戸に活気が帰ってきた素敵な一日でした。
◆まるでタイムスリップ!『下町連合渡御』
そして12日は日枝山王祭下町連合主催の、下町連合渡御。
本来は100人もの鳶頭の木遣りの先導により、17基の神輿が日本橋まで向かいます。日本橋の中心・日本国道路元標の上で、神輿を天に向かって差します。
その後いくつかの神輿が、重文建築の髙島屋入口へと入り、大いに盛り上がりを見せる、山王祭の見所のひとつ!
番組から池永さんも応援レポートに駆けつけてくれて、木遣りが始まった瞬間、興奮もMAX!
これまた「日本橋チャンネル」でお馴染み鹿島さんも登場!
やっぱりかっこいいんですよねー!
「威厳」と「雅さ」を兼ね備えた行列が次々と日本橋の上で折り返していく様子は、今自分が令和に生きていることを忘れるようなノスタルジーな光景でした。
規模を縮小しての開催でしたが、それでも日本橋の皆様の根底にある、お祭りの存在意義というものに触れられたような気がします。
これから世の中がもっともっと明るくなりますように。